Android/Facebook/iPhone『キャンディクラッシュ』を因数分解
キャンディークラッシュ - Google Play の Android アプリ
評価の高いゲームを分析して皆様のゲーム作りに役立てば幸いです。
今回は膨大なステージ数とソーシャルメディアを活用したフレンド・ランキング・リマインダ機能が巧みなパズルゲーム。
概要
基本無料
敷居は低く、プレイ継続に腐心するモデル。
世界展開
説明不要のゲーム内容。アイコンで大体分かる。
連鎖の爽快感
逆転を可能にするアイテム/ギミック
攻略法のあるステージ
「適当にやったらクリア出来た」ではなく戦略通りにクリアさせた方が快感に繋がる。
アメとムチのバランス
プレイ回数制限とチェックポイント通過条件。
離脱せず戻ってくる程度の制限をかける。
制限回避の為にはフレンドの協力を得るか課金。
フレンドが多い事が継続率維持に重要。SNSと同じ理屈。
演出
しこりを残さぬようクリア時に残ったボムはちゃんと爆発させていく。
毎回飛ばしてしまうけどエピソードは必要だろうか。
マネタイズ
「もうちょっとなのに!!」のところで悪魔のささやきのように登場する。
ログインボーナスや条件達成で課金アイテムをどんどん配りアイテム使用に対する敷居を下げている。
これによりアイテムが不足した時にユーザは悪魔と手を取りやすくなる。
雑感
- 短時間で遊べるので日本人の隙間時間にはちょうどいい。
- 連鎖を狙うよりも必要なギミックを必要な場所で発動させる事が攻略のポイント。
- お菓子にちなんだギミックやアイテムが豊富でステージ数が異常に多い。
- スコアを競う対象は全ユーザではなくフレンドに対して。
- ステージは一本道でフレンド間の攻略度が一目瞭然。ただし、詰まった場合の救済が無い。
- プレイ回数には制限があり時間で回復する。これにより禁欲を強いられる。 失敗したまま止める事になってしまうので興味を失わない限りユーザは戻ってくる。
- また通知やユーザ招待などによるリマインダも整備されている。
- ドリームワールドのふくろうは落ちないようにコントロールするのが難しく理不尽。
- ソーダはやや複雑になった。ブロックの動きがもっさりしている。
開発の肝
ブロックの挙動
どんな風に消しても破綻せず気持ち良く動く事。
トリガーはユーザ操作か移動床によるので単純だが、
ギミックが同時に発動した時の制御はどれを優先するのか結構大変。
ステージ作成ツール
出現ブロック
ステージレイアウト
操作回数
クリア条件
スコア統計
僕が開発者ならスコア達成度は統計情報を使う